JTホールでのリサイタル、無事終了することができました。想像していた以上のお客様にご来場いただきました。
今回、文化庁の補正予算事業である「文化芸術活動の持続支援事業」から助成金をいただき、事業の一環として8月28日には初めてのオンライン配信コンサートも行いました。子育て中のかつての生徒から「自宅で聴けて嬉しい」と連絡をもらい、ザルツブルグの友人も視聴してくれました。一番嬉しかったのは仙台在住の先生(私の最初の師匠)に何十年ぶり?に演奏を聴いて(見て)もらえたこと。配信コンサート、自分はあまり視聴しないのでどうかなと(実は)思っていたのですが、時と空間を選ばない配信コンサートの良さがわかりました。
そして2月以来半年ぶりとなるコンサートホールでのリサイタル。いつもと違う、会場を満たす暖かな雰囲気は特別で、私にとってこの先もずっと記憶に残る、忘れられないステージとなりました。今回のリサイタル開催、悩みに悩んだ末に最後は自分の心の声に従いましたが、その時点では文化庁の助成のことは想像もしていなかったので金銭的にかなりの持ち出し覚悟でした。でも終わってみると全てあらかじめ決められていたかのように調和の中に完結することができました。本当に必要な時には天から助けが降りてくるのかもしれません。今の心境は「感謝」の一言です。