第1回「フルートアンサンブルの歴史」

先週の水曜日、コンサート欄でもお知らせしていた「フルートアンサンブルの歴史」第1回目のコンサートがありました。2015年に浜松で開催された第17回日本フルート協会コンヴェンションの中での「フルートアンサンブルの歴史」という佐野悦郎先生によるレクチャーコンサートの内容を、より詳しくコンサートとして数回にわけて聞いていただくという企画で、企画段階から参加させていただいています。第1回目はフランス革命時代にスポットをあてたプログラムで、楽器も当時使われていた1keyフルート、5keyフルート、そして現代に使用されているベーム式の木管フルートという3種類の楽器を使用しました。それぞれの楽器は音程(楽器①はsolが高いが、楽器②は反対にsolが低い、楽器③はオクターブ下のsolは低く、上のsolは高いetc.) の癖も違い、加えて指使いが微妙に異なるので想定内とはいえあちこちで突発事故発生!内心どきどきのなかなかにスリリングなステージでした。楽器としては1key→5key→ベームシステムとなり、指使いや音程、音量は新しい時代になるに従ってより簡単で正確で、大きなものになります。一般的にいえば楽器が「改良」されたと言うことなのですが、均一な音程、音色、音量を得るための改良とひきかえに失った大きなものがあるように思えます。温もりのある、心に寄り添う優しい音。深い情感を表現することができる音色。効率と美しさは相容れない一面もあるようです。

左から佐野先生、東條、横山聡子さん、塩谷信洋さん
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