スイスのフリブルグで演奏してきました。会場は13世紀に建てられた由緒あるSaint-Maurice(サン・モーリス)教会。 大学の先輩であり留学時代の友人、吉田玲子さんがこの教会で長年オルガニストを務めているご縁でご一緒させていただきました。 宗教改革の地であるスイスはプロテスタントの地域が多くを占めますが、このフリブルグはスイスにおけるカトリックの牙城ともいえる街で、市民の方達も敬虔なカトリック教徒の方々がほとんどです。
フリブルグ在住のソプラノ、マリオンさんと3人でマタイ受難曲のアウスリーベ始め3曲を、吉田さんと2人でバッハ、テレマン、ヘンデルのソナタを演奏しました。
コンサートの日、11月1日はLa Toussaintという全ての聖人と殉教者を記念するカトリックの祝日。日本のお盆と同じにお墓参りをする日だそうです。
石造りの教会での古楽器とオルガンの響き、歌声はバッハの時代にタイムスリップしたようなとても敬虔な気持ちになりました。